人の目

2001年5月16日
最近、自分が妙に他人の目を気にしている事に気づいた。

見栄を張っている。

いつからだろう。
こんなに他人の存在が気になり始めたのは。

少なくとも、中学校のころは、そんなことぜんぜん気にしていなかった。

高校のころからか。
つまり、自分の出来なさに気づいた時からか。

どうしてだろう。
ついつい、大見得を切ってしまう。
そんな力はないくせに。

いや、逆に力が無いせいか。

実際に出来ない事には何も感じない。
出来ない事はある。
出来ない事のない人間なんているものか。

しかし、出来ないと人に思われるのには抵抗がある。
頭で理解していても、なぜか少し気分が悪い。

なぜだろう。

確かに、他人からの評価は大切なものだ。
他人から見た自分は、自分の半分なのだから。

しかし、明らかにとらわれすぎている。

矛盾をしている自分がいる。
そう思うことこそ矛盾だ。
分かっているならやめればいいだけの話だ。

頭で考えている事とは違う、もう一つの思考が働いている。
まるで脳が二つあるようだ。

そう、人はできる事をやればいい。
やれないことはやれない。

やれないことは恥ずかしい事ではない。
やれないことは誰にもある。

やれないことは個性だ。
やれることが個性であるように。

自分にやれないことがあるのは誰もが知っている。
自分が何でもやれる人はいないという事を知っているように。

なのに、
なのに隠そうとする。
そう考えているのに。


矛盾が多すぎる。
どうにも俺は、一人の人間になりきれてない。

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