日憲

2001年2月9日
今日はひたすら憲法の勉強をしていた。
なぜって、明日テストだから。
でもなかったら勉強なんかするか。

安保条約。
名前は聞いた事があった。
内容も解ってるつもりだった。
でも、知らなかった。

日本にある米軍基地がよそから攻撃された時、
日本に反撃義務があるなんて。

それって、戦争するって事じゃん。
なに?それ。
俺はやらないよ。
安保結んだ人、勝手にやってよ。
人の争いに巻き込まれてたまるものか。

民主主義ってそう。
言葉はいい。
でも、民主主義がみんなの意見を取り入れられる形体だと思ったら大間違い。
実際決めてるのはごく一部の人間。
理想には程遠い。
そのくせ、やたら正当化して聞こえる。

多数決といっしょ。
あれは、「より多くの人」の意見を取り入れられる方法であって、「全員」の意見を取り入れられる方法ではない。
それなのに、決定後の正当感はものすごい。
反撃する事がまるで悪い事のよう。

おそろしい。

少数派の意見を一番手っ取り早くつぶす方法。
そのくせ、正当な気がする。

だまされてる。

「では、多数決をとります。」
よく聞く言葉だ。でも、
「待って、多数決で決めるのはよくないよ。」
とはほとんど聞かない。
なぜだろう。
なぜ、
「よく話し合って、中を取るべきじゃない?」
とは誰も言わないのか。

洗脳されている。
常識に。社会に。日本という国に。

日本の伝統的考え方だ。
「右へ習え。」

別に悪い事だとは思わない。
それが日本のよいところを創っている部分もある。
しかし、
時と場合を考えろ。
今までそれでよかったからといって、
これからもいいとは限らない。

いつでも疑問は持つべきだ。
いや、持たなければいけない。
少なくとも、今の日本人は。

多数決。別に悪いとはいわない。
確かに、より多くの人を幸せにしている。
それよりも素早く多くの人を幸せにできる方法を、と言われても、おそらく思いつかないだろう。
少なくとも、今の俺には思いつかない。
でも、
反対された人はどうなる。

多数決が終わった後、負けた方へのケアを考える人間がいったい何人いる?

正しさなんて、わからないものだ。
十人いて、九人間違っていることもある。
その逆の方が絶対的に多いが。

自分のほうが多かった。
じゃあそれでいいのか。

相手側のほうが多かった。
じゃあそれでいいのか。

問題は、
「間違っている方を選んでしまう危険性がある」ことじゃない。
「多いんだから仕方ない、と納得してしまう」ことだ。
多数決自体が間違っているとは言わないが、
それは絶対に間違ってる。

今の日本の常識は、
上の人間にとってはやりやすいさ。

そう。上の人間にとっては。

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